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2001年 03月 20日
乙武氏著のベストセラー「五体不満足」を読んで感動した。先天性四肢切断という障害を乗り越えて人並み以上に明るくたくましく社会で活躍する姿は、障害を持つ人たちに大きな力をあたえるであろう。
母親が子の障害を聞き、初めて面会した時の言葉が周囲の予想に反し「かわいい」であったという。これこそ本当の母親の気持ちなのであろう。この一言が氏のその後の人生を変えたのだと思う。私も多くの先天的な異常を持った子を出産したお母さんを知っている。御苦労は並み大抵ではないと思うが、ほとんどのかたは明るくたくましく子供を育てている。 出産した直後に聞かれる言葉はほとんどが「五体満足ですか?」である。男でも女でも、元気で五体満足であればそれでいいのである。可愛いかどうかも関係がない。親にとってみれば自分の子は必ず可愛いものである。 たまたま多指症(指が一本多い)の児が産まれたことがある。御本人の驚き、ショックは大変なものであった。しかし、日が経つにつれすっかり幸せそうなお母さんの顔になってきて安心していた。いずれ時期をみて手術すれば治りますよ、という言葉も支えにはなっただろう。ところが、数日後に嫁ぎ先の御両親がやってきて、一日も早くなんとかわからないようにして欲しい、世間に恥ずかしくてしょうがない。と恐い顔で相談に来られた。傍にいた当の母親は悲しそうであった。 世間体も大事かもしれないが、これからたくましくいきていかなければならない母子に対する温かい思いやりのほうが大事ではないだろうか?
by sugiura_clinic
| 2001-03-20 13:21
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