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2001年 05月 27日
検診後はまるで同窓会
今は毎日、子宮がん検診の人でにぎわっている。金沢市では「すこやか検診」と称して毎年、この時期になると各産婦人科施設で公費で子宮がん検診を行うシステムがある。 以前は受ける人もこんなに多くなかったが、年々受診者も増加しているようだ。おかげで最近は子宮がんで亡くなる人はほとんどいなくなった。冗談のような話だが、もし子宮癌が見つかっても「子宮癌でよかったね!」といってもよいくらいだ。子宮癌は今では初期に見つかれば治るがんなのである。 もしがん検診で見つかったがんならば、そのほとんどが初期である。がん検診で手のつけられないような進行がんをみつけることはほとんどないといってもよい。子宮癌の検診がこれほどまで普及したのは、子宮がん(子宮頚部がん)は皮膚がんと同じで、肉眼で直接見えるので検査もしやすく、発見しやすいからである。しかも県や市が医師会と協力して努力したからであることは言うまでもない。 がん検診における問題点の一つは、高齢者である。高齢のかたは産婦人科を受診すること、内診台にあがることにすごく抵抗があるのでなかなか受診されないのである。出血などどうしても都合の悪い症状があってしかたなく受診するケースが多い。しかし症状がでてからでは遅いのである。「しのびよるがんの初期は無症状」という標語を忘れないでほしい。 毎年必ず受診される人も多い。以前うちで子供を出産された人もよくきてくれる。大きくなった子供たちの写真を持ってこられる人、あるいは子供をつれてくるひと。ひとしきり懐かしい昔話に花が咲く。まるで同窓会のようでもある。子宮がん検診のおかげで、わたしたちにはこんな楽しみもあるのである。
by sugiura_clinic
| 2001-05-27 13:45
| コラム
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