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2001年 12月 20日
悪筆の私はしてません
婦人科ではカルテの文字はドイツ語で書く習慣がある(最近は英語が一般的らしい)。というとカッコいいが実際にはドイツ語と英語と日本語のチャンポンで、記号の羅列のようなものである。 しかも私は生まれながらの悪筆で誰もが読める字ではない。時々書いた本人でさえ、あとで読み返しても読めない時がある。「カルテは患者さんが読んでも簡単に解らないように書くのさ。だからわざとくずして書いているんだよ」などと、わけのわからない言い訳をしているが、やはり字がきたないのが事実である。 今ではパソコンがありワープロがあるので、私のような悪筆のものにとっては非常にラッキーな時代になっている。この原稿もパソコンを使って書いている。もし実際に手で書いていたら北国新聞に大変な迷惑をかけていただろう。 さらしの腹帯に院長じきじきに、毛筆で「寿」とか、何かおめでたい字を書いて妊婦さんに渡す産婦人科医院があるらしい。「先生はそんなことしないのですか?」「いや、私はちょっと....」「でも是非お願いします」とおだてられ、一度だけ書いてさしあげたことがある。ブタもおだてりゃ木にのぼる、の例えではないが、何度も練習して書いた。出来栄えは満足のいくものでは無かったと思うが、私に字を依頼するなどと変わった人もいたものである。それ以来一度も書いたことはない。 字は大事である。結婚式のときなど芳名帳に自分の名前を書く時は困ってしまうことがある。せめて自分の名前くらいは毛筆で書けるようにしておきたいものである。
by sugiura_clinic
| 2001-12-20 14:40
| コラム
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