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2001年 09月 10日
妊娠しても手放す必要なし
トキソプラズマとはで犬やネコ、鳥が持っている病源体で、妊娠中に感染すると胎児の脳などに異常が起こるといわれている。 しかし、私は30年近く産婦人科医をしているがトキソプラズマに感染にして児に異常がでたこと(トキソプラズマ症と呼ぶ)はない。数年前どこかのエライ先生が日本全国でトキソプラズマ症があるのかどうか調査したことがあった。その結果、トキソプラズマ症はアンケートでは一例も存在しなかったのである。 だからあんまり心配しなくてもよいというのが結論である。今では妊娠初期の血液検査の項目から除外する医師もいるくらいである。抗体が高くても心配のないケースがほとんどであるので私は無視している。ただ、産まれてきて何か異常があったときの参考にしているだけで、超音波検査で児の脳に異常がないか出生前にほとんどチェックしている。 妊娠して、長い間飼っていた犬を手放しなさいと親から言われたと、泣きながら相談する人がいる。そんな時、「手放す必要はありません、手放した悲しみによるストレスのほうが赤ちゃんに影響しますよ。犬も可愛がってあげなさい」といってあげる。ただし、トキソプラズマがこの世に存在していないことはない。ある種のネコ族と生肉には存在するといわれているので生肉には要注意である。 産まれてきた赤ちゃんに犬が危害を加えないか心配する人がいる。うちにも犬がいるが見ていると全く心配はなく、逆に子供が犬に危害をおよぼすんじゃないかと思うくらいで、犬のほうが逃げ回っているくらいである。もっともうちで飼っている犬は小さなチワワの親子であるが。
by sugiura_clinic
| 2001-09-10 14:10
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