LINK
カテゴリ
以前の記事
2014年 08月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 04月 2014年 03月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2002年 12月 2002年 11月 2002年 10月 2002年 09月 2002年 08月 2002年 07月 2002年 06月 2002年 05月 2002年 04月 2002年 03月 2002年 02月 2002年 01月 2001年 12月 2001年 11月 2001年 10月 2001年 09月 2001年 08月 2001年 07月 2001年 06月 2001年 05月 2001年 04月 2001年 03月 2001年 02月 2001年 01月 その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2002年 09月 28日
確実に避妊、でも慎重に
いくつかの避妊法の中でも、正しいことを知らず、案外普及していないものに「卵管結紮法」がある。いわゆる永久避妊法で、効果はほぼ100%である。 一般的な「卵管結紮術」について説明しよう。産後1~3日目で、臍の少し下を横に(お腹のしわにあわせて)1.5~2cm位の切開を入れお腹の中に入り、その小さな傷から左右の卵管をピンセットでつまみだし、糸で卵管を結紮するのである。産後早めに行えば子宮がまだ完全に戻っていないので、卵管を容易に取り出せ、手術時間も短時間で終わり、お腹の傷もほとんど目立たなく安全に行える。 人工妊娠中絶と同時に行う場合は膣から手術を行う場合があるが、数日の入院が必要だと知るとやめる人も多い。 欠点は一度縛ってしまったら、二度と元には戻らないということである。稀に手術を行ってから、子供が急に欲しくなって元に戻して欲しいといって来る人がいる。そんな時は卵管形成術といって顕微鏡下で行う手術を行うが成功例は少ない。最近は体外受精と言う方法もあるが費用がかかる。だからよほど慎重に考えてからしなければならない。 入院が必要であるが、産後早いうちに行えば分娩で入院する期間内で退院も可能である。保険が効かないので自費になり費用がかかるが、これに関してはそれぞれの病院に相談するとよい。 昔から、この手術をすると頭が痛くなるとか、生理が不順になるとか、太るとかいう風評があるが理論的に考えても、卵巣に影響を与えていないので、決してそんなことは無い。 こちらから勧めるべき手術でもないので、あまり真剣に勧めないが、個人的はこんな良い避妊法はないと思っている。意外に副作用を心配して尻込みするひとが多いようだ。昔から医療関係者(看護婦、医師の奥さんなど)はこの手術をするひとが多い(のは、なんでだろー、なんでだろー)。
by sugiura_clinic
| 2002-09-28 15:43
| コラム
|
ファン申請 |
||