LINK
カテゴリ
以前の記事
2014年 08月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 04月 2014年 03月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2002年 12月 2002年 11月 2002年 10月 2002年 09月 2002年 08月 2002年 07月 2002年 06月 2002年 05月 2002年 04月 2002年 03月 2002年 02月 2002年 01月 2001年 12月 2001年 11月 2001年 10月 2001年 09月 2001年 08月 2001年 07月 2001年 06月 2001年 05月 2001年 04月 2001年 03月 2001年 02月 2001年 01月 その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2002年 11月 04日
やむを得ぬ最後の手段
たまに親子のDNA鑑定の相談をされることがある。血液型ならば組み合わせが違うことは言えても、100%正しいという証明はできない。 当然母親が一番良くわかっているはずであるが、それが信じられなくなって父親から依頼される事もある。妊娠してから、何かのトラブルで離婚ということもある。そんなとき生まれてきた子供の養育費だとかいろんな問題が発生する。人間は一度信頼を失うと、根本からすべてを疑ってしまうから、しょうがないのかも知れないが、悲しいことである。 念のため親子のDNA鑑定に関して、大学の法医学教室に電話で尋ねてみた。そうしたら「裁判にでもなって、弁護士などから正式に法的な依頼をうければ鑑定をやりますが、一般的な依頼はうけつけられない」とのお話であった。そこで、当院に出入りの検査会社に尋ねたところ、民間のDNA検査会社を紹介して頂いた。もちろんプライバシーは厳守し、検体採取のときには(会社派遣の)立会い人を置けば裁判にも有効である。もちろん費用は数十万円発生する。親子DNA鑑定には親子の口腔粘膜を綿棒でこすり、細胞と唾液を採取して調べる。結果は2~3週間かかるということである。 しかし、できればお互いに充分よく話し合い、解決すべきであろう。DNA鑑定はどうしてもややこしくなって裁判などになった時の最後のやむを得ぬ手段であって欲しい。思いやりを持って話し合えば、壊れかけた信頼も元に戻り、幸せな親子関係が戻るはずである。 私のところのように、あまりに子供が私によく似ていれば、まったく問題は起こらないだろうに(もしどこかで子供が迷子になっても、すぐに杉浦クリニックに連れてこられるだろうと言われているほどである、でもちょっと可哀想かも........)。
by sugiura_clinic
| 2002-11-04 15:48
| コラム
|
ファン申請 |
||