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2002年 12月 22日
きっかけはケーキだが
「何故、先生は産婦人科を選んだんですか?」という質問をよく受けることがある。そんな時は「女性が大好きだったからさ」と答えることにしている。実際、ある程度あたっているかもしれない。はっきり言って男より女のほうが好きである。 別に特別スケベというわけではないので誤解のないように。ただ中高生のときの友人に言わすと、「やっぱりなー、産婦人科の医者になると思っていたよ」とよく言われる。 真実は「生命の神秘に憧れたのです。」とカッコよく言いたいのだが、若い頃はそんなことは思っていない。 御存じの通り、医学部ではすべての科を勉強する。卒業する頃になってどの科を選ぶか、どの医局に入るかを決めるのである。それから専攻する科が決まる。 当時は各医局が卒業生の争奪戦をやっていた。医局説明会と称して学生に食事をおごるのである。私もいろいろの科の説明会に出たが、産婦人科だけはショートケーキだった。甘党の私がいたく感激したのはいうまでもない。そのまますんなりと産婦人科への入局を決めてしまった。人生何がきっかけで大きな決断をするかわからないものである。 そのまま三十数年間、産婦人科の道をまっしぐらに歩んできた。最近は産婦人科を専攻する人が少なくなってきたらしい。理由は、少産少子化で昔ほど患者がいなくなってきたということ。お産は時間に構わずあるし夜中も起きていかなければならないこと。その割には医療訴訟も一番多いということ。などがあるようだ。 確かに重労働である。私も若いうちはよかったが、最近は夜起きるのが辛くなった。お産を取り扱わない産婦人科医院が増えてきたのもよくわかる。 それでも私は残りの人生を産婦人科医として生きようと思っている。やっぱり女性が大好きなのかもしれない。最近はますます女性の神秘さ、不可思議さ、複雑さ、美しさに感動している。
by sugiura_clinic
| 2002-12-22 15:55
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